ファイル・ディレクトリ操作のコマンド(オプション)をまとめました。
ファイルとディレクトリの違い
そもそもファイルとディレクトリの違いを簡単に説明します。
ファイルには、文字列で書かれたテキストファイルと、画像や動画などのバイナリファイルがあります。
これらのファイルには、そのファイルの種類を表す拡張子が与えられます。
実行ファイルは「.exe」、画像ファイルなら「.jpg」みたいな感じやね🤤
一方でディレクトリ(フォルダ)は、これらのファイルを格納する入れ物のようなものです。
ディレクトリはただの入れ物ですので、拡張子はつきません。
Linux コマンドは、ファイルとディレクトリでコマンドが異なるので違いを抑えておく必要があります。
ファイル操作
それではファイルの操作を行うコマンドを見ていきましょう。
ファイルを作成[ $ touch ]
$ touch ファイル名1 ファイル名2…
touchコマンドは空っぽのファイルを作成します。
ファイル名を半角スペースで区切れば、複数のファイルを作成することができます。
touchコマンドは、もともとファイルの日時を更新するためのコマンドでした。
しかし、対象のファイルが存在しない場合は、新しくファイルを作成するという機能があるため、空のファイルを作成する際に利用されるようになりました。
そもそもの機能が日時の更新やから、間違って既存のファイル名を指定しても上書きされる心配がないってことやね🤤
ファイルの削除[ $ rm ]
$ rm (オプション) ファイル名1 ファイル名2…
オプション | 内容 |
---|---|
-r | 指定したディレクトリごと削除する |
-i | 削除する際に確認をする |
rmコマンドは、指定したファイルを削除します。
削除するファイルは、半角スペースで区切り複数指定することができます。
rmコマンドではディレクトリを削除することはできません。
しかし、「-r」オプションを指定することで、ディレクトリとその中身をまとめて削除することができます。
また、rmコマンドで削除したファイルは元に戻すことができません。
Windows や Mac では削除したファイルは「ごみ箱」に入るけど、Linux では「ごみ箱」がないぞ!😇
そのため「-i」オプションを指定することで、削除を実行する前に一度確認することができるようになります。
ディレクトリ操作
ディレクトリの操作をまとめます。
ディレクトリの作成[ $ mkdir ]
$ mkdir ディレクトリ名1 ディレクトリ名2…
オプション | 内容 |
---|---|
-p | 深い階層のディレクトリを作成する |
mkdirコマンドは、ディレクトリを作成します。
ディレクトリ名を半角スペースで区切れば、複数のディレクトリ作成することができます。
また、深い階層のディレクトリを一気に作成したい場合は「-p」オプションを使います。
深い階層のディレクトリを作成する場合は半角スラッシュ「/」で区切ります。
$ mkdir -p dir1/dir2
「mkdir」は「make directory」って意味やぞ!🤤
ディレクトリの削除[ $ rmdir ]
$ rmdir ディレクトリ名1 ディレクトリ名2
rmdirコマンドは、空のディレクトリを削除します。
ディレクトリを半角スペースで区切れば、複数のディレクトリを削除することができます。
また、ポイントは「空のディレクトリ」ということです。
ディレクトリ内にディレクトリやファイルが格納されている場合は削除されません。
ちなみに、ディレクトリ内のディレクトリが空の場合でも削除できないぞ!😇
中身のあるディレクトリを削除する場合は、先に記載した「rm」コマンドを使いましょう。