シェルのカーソル操作・文字削除・履歴表示などをまとめました。
しっかり覚えておくと作業効率が全然違うから、初期段階で身につけておくことがおススメやぞ!😊
カーソル操作コマンド
コマンド | 内容 |
---|---|
Ctrl + b | 後方に1文字ぶん移動 |
Ctrl + f | 前方に1文字ぶん移動 |
Ctrl + a | 行頭に移動 |
Ctrl + e | 行末に移動 |
Alt + b | 後方に単語1つぶん移動 |
Alt + f | 前方に単語1つぶん移動 |
カーソル操作は上記のコマンド以外にカーソルキー(矢印キー)を利用することも可能です。
しかし、カーソルキーを操作する際はホームポジション(キーボードに手を置く位置)から手を大きくずらすことになります。また、行頭・行末への移動や単語単位での移動はカーソルキーでは不可能ですので、コマンド操作に慣れた方が効率的です。
文字の削除
コマンド | 内容 |
---|---|
Ctrl + h ( BackSpace ) | 後方に1文字ぶん削除 |
Ctrl + d ( Delete ) | 前方に1文字ぶん削除 |
Ctrl + w | 後方に1単語ぶん削除 |
Ctrl + k | カーソル位置から行末までを削除(カット)する |
Ctrl + u | カーソル位置から行頭までを削除(カット)する |
Ctrl + y | 最後にカットした内容を挿入する |
1文字ぶんを削除する場合はそれぞれ「BackSpaceキー」「Deleteキー」でも代用できます。
「Ctrl + h」の方がホームポジションをずらさずに入力できるけど、正直「BackSpaceキー」の方が慣れちゃっています😇
「Ctrl + k」「Ctrl + u」は単純な削除ではなく切り取り(カット)になります。
カットした内容をペースト(ヤンク)する操作が「Ctrl + y」となります。
コマンド履歴
コマンド | 内容 |
---|---|
Ctrl + p ( ↑ ) | 1つ前のコマンド履歴を表示 |
Ctrl + n ( ↓ ) | 1つ後のコマンド履歴を表示 |
Ctrl + r | 履歴を検索する |
以前に実行したコマンドを、もう一度実行したい場合には履歴が使えます。
「Ctrl + r」を実行すると「インクリメンタル検索」と呼ばれる検索モードに変わります。
コマンド履歴の検索
インクリメンタル検索時は以下の操作で検索を行います。
コマンド | 内容 |
---|---|
(文字入力) | 入力した文字列を検索 |
Ctrl + r | 1つ前の検索結果を表示 |
Enter | 検索結果を実行 |
Esc | 検索結果を残したまま終了 |
Ctrl + g | 検索結果を破棄して終了 |
コマンド履歴の検索は慣れるとすごく便利だぞ!🤤
その他の操作(ロック・強制終了・画面のクリア)
コマンド | 内容 |
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Ctrl + s | ロックする(キーボードからの操作を受け付けない) |
Ctrl + q | ロックを解除する |
Ctrl + c | 実行中のコマンドを強制終了する |
Ctrl + l | 画面をクリアする |
突然、キーボードからの操作を受け付けなくなる場合は、誤って「Ctrl + s」を押して、シェルをロックしている場合があります。この場合は「Ctrl + q」でロックを解除できます。
Linuxの一部のコマンドは、終了操作をしない限り、動き続ける仕組みになっているものがあります。そのコマンドを強制終了させたい場合は「Ctrl + c」を入力します。
コマンドをたくさん実行し、画面が見にくくなった場合は「Ctrl + l」で画面をクリアすることができます。
シェル操作は作業効率を上げるため慣れておいた方が良いぞ!🤤