Linux アーカイブファイルを作成する($tar)

Docker を勉強している時にLinux 「$ tar」コマンドが出てきたので、まとめました。

しょうゆ
しょうゆ

僕は「たぁ」コマンドって呼んでます…🤤

tarコマンドとは?

複数のファイルを1つもまとめるアーカイブファイルを作成するコマンドです。

「tar」コマンドで作成されたアーカイブファイルは「.tar」という拡張子が付きます。

複数のファイルをメールで送信する場合、ファイルを1つ1つ添付するのは大変です。そこで複数のファイルを1つにまとめるアーカイブファイルが使われるようになりました。

tarコマンドのオプション

tarコマンドのオプションは以下の通りです(超基本的なオプションだけ取り上げてます)。

オプション  意味
-fアーカイブファイルを指定する
-vアーカイブ作成・展開の詳細を表示する
-c新しいアーカイブファイルを作成する
-xアーカイブファイルを展開する
-zgzip圧縮ファイルに圧縮・解凍する。
-tアーカイブファイルの中身を表示する

オプションを指定する場合は「-cvf」のように連続してアルファベットを連続して入力します。

「-cvf」は「新規アーカイブを作成・詳細を表示・アーカイブファイルを指定」を意味します。

「-f」オプションは、半角スペースを挟んでアーカイブファイル名を指定しますので、必ずオプションの最後に記載します。

「-v」オプションは、指定しなくても可能です。ただし、詳細が表示されなくなるので、指定しておいた方が良いのかもしれません。

しょうゆ
しょうゆ

実際「‐v」オプションを指定しなくても問題なく動作しました。

-v オプションあり
-v オプションなし

また、オプションまえのハイフン(-)は省略することも可能です。

tarコマンドの使用例

tarコマンドの基本的な使用例です。

アーカイブファイルを作成する[ -cvf ]

 
$ tar -cvf アーカイブ名 ファイル名1 ファイル名2…
 

アーカイブ名には拡張子「.tar」を付けます。

ファイル名にはディレクトリ名を指定することもできます。

アーカイブファイルを展開する[ -xvf ]

 
$ tar -xvf アーカイブ名
 

アーカイブ名には拡張子「.tar」を付けます。

gzip圧縮ファイルに圧縮する[ -czvf ]

 
$ tar -cavf 圧縮ファイル名 ファイル名1 ファイル名2…
 

圧縮ファイル名には拡張子「.tar.gz」を付けます。

しょうゆ
しょうゆ

ファイル圧縮をする場合は拡張子が「.tar」じゃないことに気をつけてな😊

gzip圧縮ファイルを解凍する[ -xzvf ]

 
$ tar -xzvf 圧縮ファイル名
 

圧縮ファイルを解凍・展開します。

アーカイブファイルと圧縮ファイルの違いは?

複数のファイルをまとめて管理するためのファイルがアーカイブファイルです。

このアーカイブファイルのファイルサイズを小さくしたものが圧縮ファイルです。

また、アーカイブファイルを元ファイルに戻すことを「展開」、圧縮ファイルを元ファイルに戻すことを「解凍」と呼びます。

アーカイブの中身を表示する[ -tf ]

 
$ tar -tf アーカイブ名(またはgzip圧縮ファイル名)
 

アーカイブファイルの中身を表示します。

gzip圧縮ファイルを指定してもそのまま中身が指定されます。

まとめ

この記事のまとめ
  • tarコマンドはアーカイブファイルを作成するコマンド。
  • tarコマンドの基本的な使い方。
    • アーカイブの作成は[ -cvf ]。
    • アーカイブの展開は[ -xvf ]。
    • アーカイブの中身の確認は[ -tf ]。

作成者: しょうゆ

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